日本人のパラグアイ移住80周年記念式典への参加に先立ち、長崎県県議会の山本由夫議員ほか同県国際課職員と議会職員ら計4人の慶祝団が長崎県人会(川添博会長)との交流のため、6日、ブラジルを訪問した。
慶祝団は同日早朝ブラジルに到着。日中は川添会長の案内でサンパウロ(聖)市イビラプエラ公園内の日本移民開拓先亡者慰霊碑や移民史料館、中央市場などを見学した。
同日午後7時からは聖市イピランガ区のレストランに同県人会員ら21人が集まり、慶祝団との交流会が行われた。開会に先立ち川添会長は「パラグアイでの式典前に県人会と交流したいとブラジルへ寄って下さった。慶祝団の皆様から懐かしい長崎の話を聞かせてもらい、またこちらの話も聞いていただいて、今後の交流が活発になれば」とあいさつした。
同県人会の貞方賢彦顧問に続いて山本議員があいさつし、同県人会が毎年原爆慰霊祭を行っていることに感謝した。また、先月行われたリオオリンピックで体操の内村航平選手ら同県出身者が活躍し、ブラジルを身近に感じたと話した。
その後、同県人会青年部から慶祝団へ記念品が贈呈され、慶祝団からは同県島原市の山口屋染物店てんげ堂の手拭いとカステラが出席した会員らに配られた。
記念品交換後は山本議員の音頭で乾杯。慶祝団と会員らは交流を楽しんだ。
4時間かけてリベイロン・プレットからやって来た大河政義さん(70、長崎)は「山本議員は島原市在住で私の従兄弟も同市に住んでいる。話を聞くと、県内はどこも過疎化が進んでいるようだ。慶祝団の皆さんとはざっくばらんに長崎について話せて良かった」と喜んだ。
山本議員は「ブラジルは親日家が多く、人が温かい。2世、3世の世代になると長崎とのつながりが薄くなるので、もっと交流を深めていかなければならないと感じた」と初来伯の感想を話した。
会は同9時半に閉会となり、慶祝団は翌7日にパラグアイへ移動した。
サンパウロ新聞 2016年9月13日付
